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能登半島地震

能登半島地震について、少しお話します。これは私のinstagramより。2020年7月の投稿です。

コロナ禍、それまでは普通に行われていた取材ができなくなっていました。そんな中でお引き受けした取材撮影で、弊社代表の佐々木が単身輪島市へ伺いました。取材先をリサーチしたのは、何を隠そう、私!(取材先リサーチやスタジオリサーチ、撮影コーディネートも承っています)私の憧れである能登、これはぜひ訪れてほしい!と、提案しました。

なんせコロナ禍もコロナ禍、平時ならば取材はたいていクライアントに制作会社の方にライターさんにカメラマン・・・と大所帯なのですが、この時ばかりはカメラマンソロ!富山からレンタカーで単身輪島まで、取材はipadを介してwi-fi繋いでのオンライン。このコロナ禍で撮影すらない取材というのも多かったので、写真だけはちゃんと撮ろうという気持ちはカメラマン的には感慨深いものがありました。

佐々木が取材先に到着するまで、輪島はどんなところだろう、と、googlemapを何度となく見てはストリートビューで歩きまわり、数々のおすすめスポットを探しては勝手に送り付けるという、東京の方がざわついていたような取材日。

佐々木からも道中でたくさん写真を送ってもらいました。しばらく旅をしていない実家の母にも共有したりして旅情を味わったもので・・・(笑)

佐々木から送られてくる能登の風景が思っていたよりずっと美しく、海や自然の美しさだけでなく、整然とした街並みに、そこに住む人が土地を愛し丁寧に暮らしているのを感じました。そこで息づく文化が静かに継承されていく様子は心にぐっとくるものがあります。

取材したのは、輪島のある企業の社長さん。コロナ禍にうかがったにも関わらず、ご家族の方にお茶を出して頂いたり、あたたかく迎えてくださいました。社長さんはとてもお若い方でしたが、颯爽として日本の男性らしい凛々しさがありました。日本の伝統文化を背負って立つ堂々とした頼もしさとともに、どこかあどけなさが残る笑顔の写真、コロナ禍でしんみりした気持ちが吹き飛ばされたようでした。本当に良い取材で、この時行けなかった私の能登への憧れがますます強くなりました。

この度能登半島地震を受け、能登の様子が気がかりで仕方ありませんでした。幸いに、取材した企業のご家族や従業員の方々はご無事だったそうで、安心しています。

とはいえ、会社は全焼、全壊とのこと・・・輪島だけでなく能登全体の被害は想像以上に大きく、心配でなりません。どうか能登の皆様に支援の手が届き、元の穏やかな生活が戻ってきますように願ってやみません。取材先の社長さん、SNSでは様子を拝見していますが、やっぱり、頑張ってるなーと感じます。あの笑顔と活力がたくさんの人に希望を与えていることと思いますし、頑張ってほしい、けど、くれぐれも無理をなさいませんよう、思っています。

能登、応援しています!必ずまたうかがいます。なかなか手が届かないな~と思っていた輪島塗を現地購入するために、日々頑張っていきたいと思います。

最後に、弊社では雑誌や広告の撮影を承っていますが、これは自分たちの撮影した仕事と勝手に公開できません。自分たちの広告ではなく、大元のクライアントから広告代理店や制作会社に制作依頼があっての撮影依頼なので、私たちの実績として勝手に掲載するわけにはいきません。(時々、クライアントの許可を得て掲載することはあります!)そんなわけで、手掛けた仕事で紹介できる案件というのはほぼ一部・・・特に著名人やタレントを撮影していると言ったら派手な話には違いないですが、ネット上で「これ撮ったよ!」と公開するわけにはいかないのです。案外、あれこれ撮ってますよ~

というわけで、この輪島案件に関しても、どの企業の撮影をしたか、どの雑誌に掲載されたか、は申し上げられません・・・ので、色々オブラードに包んだまま!

能登、応援します!

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