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[movie]ディレクションについて

今年度に入って、従来の写真撮影をご依頼をいただく中、動画制作のご依頼もいくつかいただきました。今回はこの数件の動画制作の中で考える「ディクレター」の存在に関する記事です。料金表にもある「ディレクション料」とはなんぞや?というところに由来しています。ディレクターが行う業務が「ディレクション」、今回はこの「ディレクター」について書いていきたいと思います。

google先生のAIに「ディレクターとは?」と聞くと「一般的に”指揮者””管理者”を意味し、特にビジネスシーンでは、プロジェクトや制作現場の責任者を指します。具体的には、スケジュール管理、スタッフへの指示、品質管理などを行い、プロジェクトを円滑に進める役割を担います」と。

その通り、それはもうその通りです、google先生!

弊社が動画制作を受注する際、制作会社からご依頼いただくケースと、クライアントから直接ご依頼いただくケースと、ちょうど半々というところです。写真は70%ほどが制作会社からのご依頼ですね。

今回は動画制作に関してのお話になりますが、動画の制作会社依頼の場合は、制作会社のディレクターが現場の指揮やクライアントとの仲介を行うので、映像の方向性や内容、シナリオ構成は、このディレクターの方針に依存します。言ってみればディレクターは「監督」ですので、撮影&編集を担う弊社のイメージは「提案」に過ぎず、ディレクターがクライアントと話し合って「こういう構成でいくので、この撮影を行います」と決定し、現場指揮を行います。

ディレクターはクライアントとの仲介を行うため、打ち合わせから始まり、撮影から納品までのスケジューリング、映像の構成案作成、スタッフやキャストの手配、撮影内容、香盤表(一連の撮影の流れを文字化)修正の際のやりとり・・・など、けっこうなやりとりを行います。クライアントが映像制作に慣れているわけではないので、ふんわりしたイメージや要求に対し「こういう方向でどうか」「こういう映像はいかがかな」とフォローしつつ構成を提案し、撮影数日前にはそれをスタッフやキャストに共有する必要があります。

こうした点から、「映像を依頼したい」となった際に、ディレクター業を担う制作会社をどう選ぶかというのは重要だと感じます。ディレクターと制作サイドの関係性は重要で、ディレクターと制作サイドの価値観があまりにもかけ離れている場合はなかなかしんどいですね。そこはプロ同士で良き落としどころを見つけていけますが、会社方針として「ディレクターの意向が全て」という会社のディレクターさんはなかなか大変です。クライアントと制作サイドの話を聞いたうえで「この方向性でいこう!」ならばベストですが「私はこう思うので、こう」という方針の企業さんだと、なかなかうまくいきません。制作会社を選ぶ際は、こういった点が重要で決め所だなと思います。

そんな中で、直接受注の場合は、私(笑)がディレクターを担当します。制作会社を通さず、イメージを直接伝えて制作したい、というケースです。撮影者がディレクターを担うため、どういった撮影が必要か、どれだけ時間がかかるか、規模はどの程度か、など、直接的に想像して提案ができるため、間を通すことでの誤解やタイムロスが無いという点は大きなメリットになります。

ただ、制作会社が「●●専門」などの専門分野を持つ企業の場合、やはりその分野を専門としているだけに詳しいこと、慣れていること、という点で頼れるということもあります。逆に、先入観や「この業界はこういうもの」と決めつけてワンパターン制作に至ってしまうケースも多々あったり(笑)ここは企業体質やディレクター個人の問題も大きいのかな・・・と。この業界の人のはずなのに、エッっていうこともよくあります・・・が、そこはまあ、多くは語らないのがやさしい世界。しかし、さすがだな!と唸っちゃうようなディレクターさんにも出会いますし、私も予想できないところがあります。

弊社が動画制作をする際に大事にしていることとして、その分野に関する知識を事前に勉強して、ある程度理解しておくことです。もちろんその世界や商品を完全に理解することはできませんが、ある程度の予備知識や市場動向などを把握し、何を伝えたいのか、この商品の特性はどこにあってどう影響を与えるものなのか、と、動画で伝えるべき方向を掴むことは重要であると考えます。ですので、動画を受注する際には、打ち合わせ等でよく聞きとりをさせていただき、その世界や伝えたいことを話していただくことを大切にしています。言葉に出してみて初めて気持ちがはっきりわかることもありますから、そこからどういうイメージやテンションの動画を作りたいか、何を伝えたいかを感じ取り、映像表現の形を提案するようにしています。とにかく話す、コミュニケーションをとる、ということを心がけてはいますが、お話好きな弊社(2人・・・)なので話過ぎることにも注意しつつ・・・。

というわけで、ディレクターとは何か、というお話でした。写真でも動画でもお世話になっているディレクターさん、改めて「こういう仕事」と書くと、なんと繊細な仕事だなと痛感します。時間と労力ハンパなし・・・しかし達成感もハンパなし!良い映像を作るためにチームになる、素晴らしいと思います。

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