久しぶりのオブジェクトVR話

久々にオブジェクトVRの記事を書きます。いやあ、久々です。というか、投稿自体もっとしなきゃね!と思いながら過ごす日々です。ブログというわけで、本日は以前撮影したアスカ様でお届けします。
デジタル教科書界隈をのぞくと、オブジェクトVRもいよいよメジャー化したな・・・と感じます。弊社が提案し手掛けた頃には新しかったコンテンツも、もはや標準装備!!一抹の寂しさもあれど、デジタルネイティブの子どもたちにとって、そうなっていかなければならないという気持ちで研究したものです。みんな、くるくるしてっかなー!!楽しくくるくるしてくれたなら何よりです。制作者の学生さんも良い思い出になったならいいなあと思います。
そこで、標準装備になったからこそ、多くなった専門業者ならではのカラーが出てきたと思います。プログラムが細かくカスタムが得意、作業が速い、写真がきれい、とにかく安い、などなど。弊社は「写真がきれい」「通信環境を加味したプログラムをする」ことが特徴であると思います。
私どもは、オブジェクトVRはオブジェクト(物)の詳細まで鑑賞できて立体感や質感を表現できていなければ意味がないと感じています。この「ブツ撮り」の技術を重視したオブジェクトVRはとても質が高く「目の前で見て触れているよう」というリアリティを生みます。写真のクオリティはもんのすごく大事です。弊社では撮影もプログラムもフォトグラファーが行いますので、VRコンテンツとなった状態での見え方、見せ方を前提に撮影します。見せたい部分とテクニカルな部分など、意図あるライティングは美術作品を見せるうえで最も重要なポイントです。
以下、36ポジションで撮影、制作したアスカ様~!!画像タップして開いてくださいね。

そして、プログラムにあたり、どんな通信環境でもさくさくストレスなく動作できるプログラムが大事になります。
弊社でこれまで手掛けたもので、ある一か所で展示するためのオブジェクトVR制作というケースもあります。この場合はその1か所のために通信環境が整えられている前提なので、超高解像度で高画質の激重でもOK、というケース。これはこれで意図にかなったプログラムとなりました。
しかし大多数のケースではwebに掲載して誰でも見られて操作できる環境・・・となると、カクカクするとか動作しないとか、はたまた大人数が同時にアクセスしてバズっちゃうとか、避けないといけません。いかにして軽いデータで高画質を維持するか、ズーミングに耐えうる質感のキープはいかにして工夫するか・・・深い!細かい!けど大事!こういったリスクと向き合いながら、美しいコンテンツを制作せねばならん、と考えています。
次回、オブジェクトVR進化編なぞ語ってみようと思います。書くぞお